体温測定(腋窩検温)
必要物品
- 電子体温計(予測式/実測式)(使用前に電源とバッテリー残量、表示の異常がないか確認する)
- アルコール綿またはプローブカバー(患者ごとに清拭・交換し、交差感染を防ぐ)
- タオルまたはガーゼ(腋窩に汗があれば軽く拭き取り、正確な測定に備える)
- 記録用紙・電子カルテ端末(測定値・時刻・測定部位を記録し経時変化を追う)
- 手指消毒剤(測定前後に手指衛生を実施する)
手順
- 1
患者に測定の目的を説明し、腋窩に発汗があればタオルで軽く拭き取る。運動・入浴・食事の直後は避ける。
観察・根拠:汗の気化熱で低値になるため乾かす。活動直後は一時的に高値となるため時間をおく
- 2
体温計の先端(感温部)を腋窩の最深部(中央のくぼみ)に、下前方から斜め45度に挿入する。
観察・根拠:腋窩動脈に近い最深部に当てることで核心温に近い値が得られる
- 3
上腕を体幹に密着させ、前腕を胸の上に置いて腋窩を閉じる。麻痺側では健側で測定する。
観察・根拠:外気の影響を遮断して密閉することが正確な測定の条件。麻痺側は循環低下で低値になりやすい
- 4
予測式では電子音が鳴るまで、実測式では約10分間そのままの姿勢を保持してもらう。
観察・根拠:測定途中で動くと感温部がずれ、実際より低く表示されることがある
- 5
電子音の確認後に体温計を抜き取り、表示値を読み取る。プローブカバーは外して破棄する。
観察・根拠:測定値は普段の平熱や前回値と比較し、発熱・低体温の傾向を評価する
- 6
測定値・時刻・部位を記録し、発熱時は随伴症状(悪寒・熱感・脈拍・呼吸)も併せて観察・報告する。
観察・根拠:発熱のパターン(稽留熱・弛張熱など)や随伴症状が病態の手がかりになる
※手順は一般的な流れの解説です。実施にあたっては所属施設の手順・指示に従ってください。
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