ケアノート

末梢静脈路確保(静脈内留置針の挿入)

必要物品

  • 静脈留置針(20〜22G等)投与目的や血管の太さに応じたサイズを選ぶ。パッケージの破損・期限を確認する
  • 駆血帯穿刺部位の中枢側に巻き静脈を怒張させる。長時間の駆血は避ける
  • アルコール綿・消毒薬穿刺部位を中心から外側へ消毒する。アルコール過敏を確認する
  • 輸液セット・輸液ボトル・延長チューブルート内を薬液で満たし気泡を除去(プライミング)しておく
  • 透明フィルムドレッシング・固定用テープ留置針を固定し、刺入部を観察できるようにする
  • ディスポーザブル手袋・針廃棄容器標準予防策の遵守と針刺し事故防止に用いる

手順

  1. 1

    指示内容と輸液を6Rで確認し、輸液セットをプライミングして気泡を除去する。手指衛生後に手袋を着用する。

    観察・根拠:空気塞栓を防ぐため気泡は確実に除去する。誤薬防止のため指示を照合する

  2. 2

    穿刺予定部位の10cmほど中枢側に駆血帯を巻き、患者に手を軽く握ってもらって静脈を怒張させる。

    観察・根拠:駆血で静脈還流を止め血管を触知しやすくする。動脈拍動が触れる部位は避ける

  3. 3

    弾力があり真っ直ぐで太い静脈(前腕橈側皮静脈など)を選び、刺入部を中心から外側へ消毒して乾燥させる。

    観察・根拠:関節部や神経・動脈に近い部位を避け、留置しやすい血管を選ぶ

  4. 4

    皮膚を手前に軽く引いて固定し、針の刃面を上にして皮膚に対し15〜20度で静脈へ穿刺する。

    観察・根拠:血管を固定することで逃げを防ぐ。角度が深すぎると血管を貫通する

  5. 5

    血液の逆流(フラッシュバック)を確認したら角度を寝かせて数mm進め、外套(カテーテル)を血管内へ進めながら内針を抜く。

    観察・根拠:逆血は血管内到達の指標。外套のみを進めることで血管壁の損傷を防ぐ

  6. 6

    駆血帯を外し、輸液セットを接続して滴下を確認する。刺入部の腫脹・疼痛がないか点検する。

    観察・根拠:滴下不良や腫脹は血管外漏出(浸潤)のサイン。早期発見で組織障害を防ぐ

  7. 7

    透明フィルムドレッシングで固定し、刺入日時・部位・サイズを記録する。使用済み針は針廃棄容器へ廃棄する。

    観察・根拠:透明ドレッシングで刺入部の発赤・腫脹を継続観察できる。感染徴候の早期発見に役立つ

※手順は一般的な流れの解説です。実施にあたっては所属施設の手順・指示に従ってください。

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