ケアノート
看護技術

無菌操作

むきんそうさ / Aseptic Technique

無菌操作(むきんそうさ、Aseptic Technique)とは、微生物による汚染を防ぎ、無菌状態を保ちながら処置や物品の取り扱いを行う一連の手技である。

概要

注射、創傷処置、カテーテル挿入など、体内に器具や薬剤を入れる処置において、病原体の侵入による感染を防ぐために行う。無菌の物品や領域を汚染された部分に触れさせないことが基本原則であり、あらゆる侵襲的処置の土台となる。

基本原則

手指衛生を確実に行い、滅菌手袋やドレープで無菌野を作る。無菌野に清潔でないものを持ち込まない、無菌野を視野から外さない、腰より下や視界外は不潔とみなす、といった原則を守る。清潔・不潔の区別を常に意識して手を動かす。

実施上のポイント

滅菌物は使用期限と包装の破損・湿りを確認してから開封する。鑷子(せっし)の先端は下向きに保ち、無菌野の縁は不潔とみなして中央部分を使う。会話や動作による飛沫やほこりの落下にも配慮する。

看護の留意点

無菌操作の破綻は医療関連感染に直結するため、迷ったら不潔と判断してやり直す姿勢が重要である。標準予防策の遵守、必要物品の事前準備、落ち着いた手順の実施が、患者を感染から守る看護の基本となる。

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