静脈注射
じょうみゃくちゅうしゃ / Intravenous Injection
静脈注射(じょうみゃくちゅうしゃ、Intravenous Injection)とは、薬液を直接静脈内に注入する与薬法で、薬効が速やかに現れる一方、リスク管理が重要な技術である。
目的と特徴
薬液を血管内に直接投与するため、効果の発現が最も速く、確実に全身に行き渡る。緊急時の薬剤投与や、内服・皮下注射に適さない薬剤の投与に用いられる。一方で作用が急速なため、誤薬や急速投与による副作用のリスクも高い。
手技のポイント
駆血帯を巻いて血管を怒張させ、前腕の皮静脈などを選択する。刺入部位を消毒し、針を15〜20度程度の角度で刺入して逆血を確認してから薬液を注入する。無菌操作を徹底し、投与速度は薬剤の指示に従う。
合併症と観察
血管外漏出、静脈炎、神経損傷、空気塞栓、アレルギー反応などに注意する。特に壊死性のある薬剤の漏出は組織障害を招くため、刺入部の腫脹や疼痛、逆血の有無を注意深く観察する。投与中・投与後の全身状態の変化も見逃さない。
看護の留意点
患者確認と薬剤の6R(正しい患者・薬剤・目的・用量・用法・時間)を徹底し、指示との照合を確実に行う。実施前の説明で不安を軽減し、実施後は刺入部の止血と観察を行う。急変に備えた準備も欠かせない。
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