ケアノート
脳・神経

髄膜炎

ずいまくえん / Meningitis

髄膜炎(ずいまくえん、Meningitis)とは、脳と脊髄を覆う髄膜に炎症が生じる疾患で、細菌性は緊急性が高く、ウイルス性は比較的予後が良い。

概要

髄膜に病原体が感染し炎症を起こす疾患で、原因により細菌性、ウイルス性、真菌性などに分類される。細菌性髄膜炎は進行が速く後遺症や死亡のリスクが高い緊急疾患であり、迅速な診断と治療を要する。

症状

発熱、頭痛、嘔吐が三主徴で、これに項部硬直などの髄膜刺激症状が加わる。首を前に曲げると膝が屈曲するブルジンスキー徴候や、ケルニッヒ徴候が陽性となる。細菌性では意識障害やけいれんを伴い急速に悪化する。

検査・診断

腰椎穿刺による髄液検査が診断の要で、細胞数、蛋白、糖、培養を調べて原因を鑑別する。細菌性では髄液の混濁、糖の低下がみられる。血液培養や頭部画像検査を併せて行う。

治療・看護

細菌性では原因菌に応じた抗菌薬を速やかに開始し、ウイルス性は対症療法が中心となる。看護では発熱・頭痛・意識状態の観察、光や音の刺激を抑えた環境調整、頭蓋内圧亢進やけいれんの早期発見、感染対策を行う。

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