ケアノート
看護技術

経管栄養

けいかんえいよう / Tube Feeding

経管栄養(けいかんえいよう、Tube Feeding)とは、口から十分に食べられない人に対し、チューブを介して消化管へ栄養剤を直接注入する栄養補給法である。

目的と特徴

嚥下障害や意識障害などで経口摂取が困難でも、消化管の機能が保たれている場合に用いる栄養補給法である。鼻から胃に管を通す経鼻胃管と、腹壁から胃に造設する胃瘻(PEG)などがある。腸を使うことで消化管の機能維持にもつながる。

手技のポイント

投与前にチューブが確実に胃内にあることを確認する(気泡音の聴取や吸引物のpH確認など)。上体を30〜45度以上挙上し、指示された速度で栄養剤を注入する。注入後もしばらく上体挙上を保ち、逆流を防ぐ。

合併症と観察

誤嚥性肺炎、下痢や便秘、チューブの閉塞や逸脱、胃瘻部のスキントラブルなどに注意する。注入中・注入後の呼吸状態や腹部症状、残量の確認を行い、逆流や嘔吐がないか観察する。白湯によるフラッシュで閉塞を予防する。

看護の留意点

誤嚥予防のための体位保持を徹底し、口腔ケアで口腔内を清潔に保つ。栄養剤の温度や速度、清潔操作に留意する。胃瘻部の皮膚を観察し、患者・家族への手技指導や在宅への移行支援も看護の役割である。

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